医療業界を影から支えるプロたち

医療業界のエキスパートたち

幅広い働き方がある看護師について

医療業界で働く人といえば、真っ先に看護師を思い浮かべる。
看護師は当然ながら看護師の資格がなければ名乗ることができず、正看護師は国家資格なので手に職をつけたい人にも人気が高い職業だ。

看護師は働き方が幅広く、日勤だけ、夜勤だけ、日勤と夜勤に交替で就くなど、自分のライフスタイルに合わせていろいろな選択肢がある。
教育体制が充実している医療機関もたくさんあり、看護師として未経験の場合やブランクがある人の場合は特に教育体制が整っているかどうかは確認しておこう。

医療機関での介護士の役割

医療業界では介護士も活躍していて、有床の医療機関で病棟に配属されることが多い。
介護施設で介護の経験を積み、新たな環境で視野を広げたい人も、医療機関に活躍の場を移すことがあるようだ。

医療機関で働く介護士は、多くの場合看護補助として活躍する。
看護師のサポートを務めたり、入院患者の介助を行ったりと、その業務内容は多岐にわたる。
介護施設での経験も十分に活かせるが、無資格と未経験OKの募集が見られるのも特徴だ。

患者を食事の面から支える管理栄養士について

医療関係の仕事でおすすめ職種は管理栄養士である。
患者の食事のカロリー計算や献立を作成するだけでなく、メタボリックシンドロームや痩せ気味の方へ、安全で美味しい食事をアドバイスすることも担っているからだ。

管理栄養士になるためには、栄養士の資格をとって、国家試験に合格しなければならない。
ちなみに、栄養士と管理栄養士とでは仕事の内容が大きく変わってくるので、ここではそのことについて語ってみよう。
例えば、医療施設で患者に対して栄養ケアを行う際には、常勤の管理栄養士でなければならないが、管理栄養士は栄養マネジメントのプロなので、施設側からの待遇は栄養士よりも良くなる。
また、糖尿病や腎臓病の患者に対して、プロの立場から栄養指導を行うこともあるので、やりがいも感じられるだろう。

ただし、管理栄養士として働くうえでは、多職種との人間関係をしっかり築いておかなければならない。
たとえば、厨房には献立の指示を出すだけでなく、人手が足りないときには調理員の手伝いに入ったりすることもあるからだ。
また、医師や看護師などと患者の食事について相談することもあるので、日頃からコミュニケーションを取っておくことも欠かせない。
管理栄養士といえば、医療とあまり密な関係にあるように思わない方もいるかもしれないが、実は医療機関には欠かせない存在なのだ。

ちなみに、今回は裏方のような立場にある管理栄養士に注目してみたが、医療の現場にはまだまだ様々な職種が活躍している。
時代に左右されない医療業界で働いてみたい方は、~あなたにフィットする医療職種~というようなサイトをしっかりチェックして、自分にピッタリの仕事を探してみると良いだろう。